二条城に到着です。
カフェちゃんと京都旅行のことでメールでやりとりさせていただいている時、「時間があれば二条城に行きたい」とカフェちゃんが書かれていました。北大手門が木村君のドラマ『宮本武蔵』で使われたとのこと、ぜひ行きましょう!と決まりました。


東大手門
です。

修学旅行時の記憶の中でしっかりと頭に残っていたこの門。バスの中から見た記憶しかないので、中には入らなかったのかもしれません。改めて目の前にして、「来ることができてよかった」と思ながら写真を撮りました。

京都では重要文化財に指定されている建物などが数多くありましたが、二条城ではこの東大手門も含めて22ヶ所だそうです。すごいですねぇ。



順路に沿って東大手門を入って左側に進んだところにあったのが“唐門(からもん)”です。

去年の9月に保存修理されたそうで、輝きを増した細かく細工された金色の装飾、極彩色の彫刻の門に圧倒され、また表と裏では彫刻が違い、見入りました。
牡丹に蝶、鶴に大和松と亀、龍虎 天井部分 牡丹に蝶、亀乗り仙人と鳳凰、龍

国宝の二の丸御殿です。
6つの建物があり、その配置を雁行と呼んで鳥の雁が並んで飛んでいる様子になぞらえているそうです。立派な建物の屋根にある、大きな菊の紋章が印象的でした。

車寄せです。
ここにも唐門と同じく金色の装飾と彫刻(入口上部の欄間:五羽の鸞鳥(中国の想像上の美しい鳥だそうです)・上部欄間の左右に鳥)がありました。
床は牛車で中に入れるように四半敷(石敷)になっているのこと、中に入るためにここで 靴をいだ時に広いなぁと思ったのですが、牛車で入ることができるようにしているからだっ たんだと納得しました。

中に入ってコースに沿って見学しましたが、ひときわ立派だったのは徳川慶喜が大政奉還を発表したという大広間でした。
将軍が座る部屋と将軍に接見する諸藩の大名達などが座る部屋の二つに分かれていて、狩野探幽の代表作といわれているという襖絵もあり、広さも天井も他の部屋に比べてひときわ豪華なことが見てもわかりました。

その他にも朝廷から使者が来た時に対面するための勅使の間、将軍がプライベートな時間を過ごす白書院など多くの部屋があり、将軍の身を守るために家臣が控える部屋、武器を入れておく部屋などもありました。
老中の部屋は将軍の間に比べて狭く、天井は普通の板を貼り襖絵も地味で質素だったことも印象的でした。

襖絵や天井に描かれた絵は狩野探幽や狩野派が描いたものだそうで(複製)見ごたえがありましたが、すごかったのが厚さ35cmの大きな一枚板の欄間でした。ヒノキの両面透かし彫りで、片方は少し暗くてわかりにくかったものの、もう片方に彫られた羽を広げた孔雀は見応えがありました。
部屋の中には入れず部屋の前にある柵のところから見るようになってましたが、それぞれの部屋は説明を聴くことができるようになっていたので、わかりやすかったです。

説明を聞いてそれぞれの柵越しに見ながら回り終えるのに1時間ちょっとかかりました。
「かなり広かったですねぇ」と言いながら最後のところを出ようとした時に「建物面積は3300平方メートル、部屋数33、畳は800畳あまり敷かれています。」という説明の声に「800畳!?」と驚きました。